こんにちは、てつです。
私は就職氷河期時代にフリーターから公務員試験に合格。13年間都内某区役所で勤務し、最速で管理職選考に合格しました。
このブログでは、元公務員の私が、公務員時代の実体験をベースに、これから公務員試験に挑戦しようとする方・現役の公務員の方に向けて役立つ情報を発信しています。
今回の記事のテーマは、「公務員が寝坊したら?」
もし、あなたが公務員で初めて寝坊してしまったなら、反省は必要ですが、そんなに深刻になる必要はありません。
1度の遅刻で処分されたり、職場での立場が悪くなることはまずないので、安心してください。
ただし、寝坊が2度目になると、深く反省する必要があります。
3度目が絶対にないように、しっかりと対策を立てましょう。
もし、寝坊が3度目になってしまった場合は、かなりピンチです。
処分まではないかもしれませんが、職場でのあなたに対する信頼は大きく損なわれてしまいます。
寝坊してしまった場合は、適切な順序で誠意をもって対応したうえで、再発防止を図ることが大切です。
この記事では、公務員が寝坊してしまった場合に必要な対応とその対処法について解説します。
まだ、寝坊したことのない公務員のみなさんも、この記事を読んで、寝坊しないように気をつけましょう。
寝坊しちゃった…|公務員が寝坊してしまったらまず何をする?
寝坊しちゃった…。
これほど焦ることはないでしょう。
しかし、パニックに陥る前に、冷静に対処することが重要です。
ここでは、寝坊した際の適切な対応方法について、段階を追って解説していきます。
正確な現在時刻を確認する
「寝坊しちゃった」と思った瞬間、人はパニックになります。
でも、少し冷静になってもう一度時計を見てみましょう。
みなさんもこんな経験はありませんか?
- 寝過ごしたと思ったら、1時間早く起きていた
- 起きたら始業時間を過ぎていたが、今日は休日だった
このように、実際には寝坊していないことが分かり、胸をなでおろした経験は誰もがあるはず。
まず、今の自分が寝坊の状態にあたるかどうか、冷静に事実確認をしましょう。
出勤予定時刻を確認する
確かに寝坊していたら、次は、職場にいつごろ出勤できるか考えましょう。
まず、起きた時刻が始業時刻を過ぎていたら遅刻確定なので、出勤予定時刻を確認しましょう。
もし、まだ始業時刻になっていない場合は、急いで間に合うのか間に合わないかを冷静に考えましょう。
間に合いそうなら、急いで支度して出かけましょう。
でも、焦り過ぎは禁物です(事故につながりかねません)。
急いでも間に合わないなら、出勤予定時刻を確認し、可能な限り急いで支度をしましょう。
職場に連絡を入れる
遅刻する旨と出勤予定時刻を職場に連絡します。
始業時刻までに電話できるのが理想です。
もし、職場の電話が始業時刻を過ぎないとつながらない場合は、始業時刻になったらすぐに電話しましょう。
ただ、起きたときすでに始業時刻を過ぎていたら…とにかく早く電話連絡です。
また、出勤予定時刻までに会議等の予定が入っている場合は、代替案をあわせて伝えましょう。
寝坊の事実を伝えるかどうかはケースバイケースですが、何も言われなければこの段階でわざわざ寝坊を申告する必要はないです。
逆に電話を受けると分かりますが、寝坊していることは声や口調でなんとなく分かります。
焦らずに通勤する
寝坊しているため、できるだけ早く出勤したい気持ちは分かりますが、過度な焦りは事故につながりかねません。
少し急ぎつつ、落ち着いて通勤しましょう。
また、普段とは違う通勤手段や通勤経路を使うのもNGです。
もし、事故やケガがあった場合、公務災害が適用されないためです。
自腹を切ってタクシーを使ったりするのもやめましょう。
何をしても「寝坊で遅刻」の事実は変わらないので、まずは確実に出勤することを優先すべきです。
公務員が寝坊して出勤したらまずすべきこと
無事出勤できたら、まずは上司に出勤の事実と遅刻の理由を報告します。
ここでは、正直に寝坊したことを報告し、謝罪したほうがよいです。
言わなくても上司や同僚はなんとなく寝坊ということは分かるので、隠すより素直に話す方が人間味があります。
ただ、素直に正直に話したからと言って、理由が理由だけに、好感度があがるわけではありません。
上司の報告を済ませたあと、自席にメモがないか机上を見つつ、周囲の同僚にも不在の間に何かなかったか確認しましょう。
あわせて、迷惑をかけたことを謝罪しましょう。
2度と寝坊しないための予防策
誰だって寝坊はしたくありません。
でもいくら気を付けていても、残念ながら寝坊は起こってしまいます。
では、どのようにすれば寝坊を防げるのでしょうか。
ここからは、2度と寝坊しないための基本的な予防策を3つご紹介します。
まずできることからはじめましょう。
通勤時間にゆとりを持たせる
寝坊を防ぐには、通勤時間にゆとりを持たせることが大切です。
特に、いつもギリギリの時間に出勤している人は要注意。
ギリギリを続けているといつか必ず寝坊します。
まずは以下のことからはじめてみてください。
- いつもより10~15分早く起きる
- いつもの電車より1本早い電車に乗る
- 職場には始業時刻の15分前に到着する
通勤時間にゆとりを持たせることで、寝坊の可能性を大幅に減らせます。
無理のない範囲で、「ギリギリ生活」から脱しましょう。
生活習慣を見直す
寝坊を防ぐために、日々の生活習慣を見直してみるのも1つの方法です。
生活リズムが乱れていると、睡眠の量と質に悪影響を及ぼし、寝坊しやすくなります。
生活習慣が悪いと、いくつ目覚まし時計をセットしておいても、いつか寝坊するでしょう。
まずは、自分の生活習慣を振り返り、直せるところから直していきましょう。
私は寝坊しないように、以下のような生活を心がけていました。
- 毎日同じ時間に起きる
➡平日・土日関わらず同じ時間に起きることで、身体に起床時間を覚えさせました - 寝る前の食事は避ける
➡少なくとも寝る2時間前には夕食をとり、間食はしないようにしていました - 寝る前にカフェインを摂取しない
➡ノンカフェインのコーヒーや緑茶を飲んでいました
これらは世間一般でもよく言われている方法ですが、意識しないと意外とできないものです。
また、言われている通りに実践しようとすると難しいものもあります。
例えば、寝る3時間前から食事はとらないのが一般的な方法ですが、私は「2時間前」と自分で決めていました。
私の場合、帰宅が遅くなることもあったため、ルール通りにやろうとするとかなり厳しいですが、2時間前であればなんとかできると思い、自分なりのルールとして設定していました。
すべてのことを完璧にやろうとすると結局何もできなくなり、また元の生活に逆戻りしかねません。
自分にできそうなものを探したうえで、継続できる自分なりのルール作りをすると、寝坊しない生活習慣が身につくのでおすすめです。
目覚ましの設定を変更する
多くの方がスマホのアラーム機能を目覚ましとして使っているでしょう。
私もスマホのアラームを使っていて、目覚まし時計は使っていません。
もし、寝坊してしまったのなら、まずはスマホのアラーム設定を変更するのも方法です。
変更する設定としては、以下の機能が考えられます。
- 音量を大きくする
- 音源を変える
- 回数を増やす
- スヌーズ機能をやめる
いろいろな方法を休日などを使って試してみてもよいでしょう。
なお、私は、アラームを3回設定していて、最後のアラームだけは音源を変えていました。
最後のアラームを聞くと脳が「最後通告」と反応するようにして、どんなに眠くても起きるようにしていました。
ただ、こうしたアラームの設定は変えてもしばらくすると脳が慣れてしまうので、定期的に変更するのもおすすめです。
寝坊の原因はストレスかも…
どんな方法を使っても寝坊してしまうという方は、寝坊の原因が仕事のストレスの可能性があります。
寝坊の原因がストレスの場合、ストレスの要因を取り除かなければ、どんな方法を使っても寝坊は直りません。
仕事の悩みや不安、ストレスは誰にでもありますが、過度なストレスにさらされると睡眠や起床に影響がでてきます。
仕事による過度なストレスにより、身体が反射的に起きないようになっているのです。
以下のような悩みや不安を抱えていませんか?
- 仕事の内容が自分に合わない
- 仕事が溜まってしまって手が付けられない
- 職場の人間関係がうまくいっていない
- 仕事に対する意欲がわかない
- 仕事に行きたくない
こんなときは、自分だけで抱え込まず、誰かに相談しましょう。
仕事の量や内容などについては直属の上司に相談しましょう。
もし、直属の上司に相談しずらければ、課長でもかまいません。
また、人間関係や仕事自体に対する悩みや不安などは、職場の産業医に相談することも考えてください。
もし、誰に相談すればいいか分からないなら、健康管理を担当する部署に相談してみてください。
この場合の相談は電話で難しければ、メールやチャットツールを使うのも方法です。
また、職場に行くこと自体が苦痛であれば、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。
寝坊とはいえ、その裏に深刻な問題が隠れている可能性があります。
自分を振り返ってみて、寝坊の原因がストレスで、自分ではストレス要因の除去が難しければ、早めに誰かに相談しましょう。
QA|公務員の寝坊に関する疑問
まとめ
いかがでしたか。
公務員が寝坊した際の対処法と、寝坊を防ぐための予防策について解説してきました。
寝坊は誰にでも起こりうるミスですが、適切な対処と予防策を講じることで、乗り越えることができます。
寝坊してしまった場合は、まず冷静に対処することが大切です。
上司や同僚とのコミュニケーションを取り、誠意を持って対応しましょう。
予防策としては、通勤時間の見直し、生活習慣の改善、スマホのアラーム設定の工夫などが有効です。
ただし、完璧を目指すのではなく、自分に合った方法を見つけ、継続することが重要です。
寝坊を恐れずに、自分なりの対策を実践していきましょう。
きっと、寝坊しない生活習慣を身につけることができるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。