こんにちは、てつです。
私は就職氷河期時代にフリーターから公務員試験に合格。13年間都内某区役所で勤務し、最速で管理職選考に合格しました。
このブログでは、元公務員の私が、公務員時代の実体験をベースに、これから公務員試験に挑戦しようとする方・現役の公務員の方に向けて役立つ情報を発信しています。
今回の記事のテーマは、「公務員で出世する人の特徴(タイプ)」について
公務員で出世する人ってどんな人なんだろう⋯
こんな疑問に最速で出世した元公務員の私がお答えします。
では、結論から。
公務員で出世する人は、端的に言えば⋯
優秀な人
人です。
こうじゃなきゃ組織が終わります。
でも、特に現役公務員の方の場合、
公務員って本当に優秀な人が出世できるの?
と思うかもしれませんね。
確かに100%そうとは言い切れないですが、単に「世渡り上手な人」「勉強ができる人」「仕事人間」が出世できないことは断言します!
性格も関係ありません。
この記事では、公務員で出世する人の特徴やタイプ、早く出世するための条件(コツ)について、入庁から最速ストレートで管理職選考に合格した経歴を持つ、元公務員の私が解説します。
特にこれから昇任を考えている公務員の方には、参考にしていただき、出世を目指していただければと思います。
【結論】公務員で出世する人はこんな人
公務員で出世する人は、「優秀な人」です
当たり前と言えば当たり前ですね。
優秀な人が出世できない組織は終わってしまいますから⋯
こんなことを言うと、
私は優秀じゃないから出世は無理だな⋯
と、あきらめそうになっている人もいるかもしれません。
でも、あきらめる必要はありません!
だって、優秀かどうかを判断するのは、あなたではないんですから。
もしかしたら、あなたはそう思っていなくても、上司や同僚からは優秀な人と思われているかもしれませんよ。
私は同期130人以上のなかで、1番で管試合格まで辿り着きましたが、自分が優秀だなんて思ったことはありません。むしろ、「自分はなんて仕事ができないんだろう⋯」って悩むことばかりでしたね。
自分が優秀かどうかを考えるのは時間の無駄です。
だからと言って、なあなあに仕事をしていても出世できないのはお分かりだと思います。
そこで、このあとは、最速で出世した私が見た出世する人の特徴をお話ししたいと思います。
公務員で出世する人の特徴とは?
公務員で出世する人には、共通する特徴があります。
私は13年の公務員生活で、出世する人をたくさん見てきましたが、なんとなくわかるんですよね⋯
私自身がその特徴に該当するかどうかは自分では判断できませんが、私なりの、
公務員で出世する人にはこんな共通の特徴がある!
というポイントをご紹介したいと思います。
出世する人の特徴① 庁内で有名な人
公務員で出世する人は、なぜか「有名な人」が多いです。
昇任試験の合格者名簿を見ると、よく見聞きする人の名前が載っている⋯
そんな経験のある現役公務員の方も多いのではないでしょうか?
会ったことも話したこともないのに、「あの人なら出世するよね」と思えるような人が出世していくんですよね。
ここでいう「有名」とは、イケメンとかカワイイで有名ということではないですよ!あと、東大出身者も庁内で有名ですが、別にそういうことではなく、あくまで、「仕事で有名」ということです。
ただ、庁内で有名なのはそれなりに理由があります。
このことについては、後述します。
出世する人の特徴② 庁内でよく見かける人
「有名」と少しカブりますが、出世するような人は、庁内でよく見かける人です。
出世する人は、
- 気づいたら隣の係の人と話しているのをよく見かける
- 庁内を歩いていると、よくすれ違う
そんな人が多い気がします。
出世するような人は、頻繁に庁内を歩き回って、いろいろな職員と話をしているということですね。
有名だから記憶に残りやすいというのもありますが、出世するような優秀な人をよく見かけるのは、公務員あるあるです。
出世する人の特徴③ よくメールの発信元になっている人
日々大量に届く庁内メールの発信者を見ると、「またあの人だ」という人がいると思います。
大体、そういう人は出世する人ですね。
出世するような優秀な人は、発信者として庁内メールを流す数が多い傾向があります。
- 全庁に関わる部署に所属している
- 全庁に関わる重要な業務を担当している
というのが主な理由。
なんとなく出世する条件にあてはまりそうですよね。
メールの発信者を確認してみて、よく見る名前の人は出世しそうな人といえるかもしれません。
もちろん、全員があてはまることではありません。総務部門の新人職員さんからのメールも多いですからね⋯あくまで傾向です。
以上、ここまでは、「公務員で出世する人の特徴」について、私なりの分析結果(?)をお話ししました。
共感していただけた方がいればうれしいです。
このあとは、「どうすれば、出世する人になれるのか」について、お話ししたいと思います。
あなたはあてはまる?|公務員で出世するタイプの人ってどんな人?
ここまでお話してきた「出世する人の特徴」を読んで、
自分は別に庁内で有名でもないし、メールを大量に送るわけでもないから、やっぱり出世できないのかな⋯
こんなふうに思ってしまった方もいるかもしれません。
あくまで傾向であって、すべてではないですし、そもそも私見なので、あまり気にする必要もないかと⋯
公務員あるあるネタとして気軽に受け止めていただければうれしいです。
でも、これも私見ですが、出世する人というのは、
本人は有名になろうとも目立とうとも思っていないことが多い
です。
つまり、自然と有名になってしまったり、目立とうとしていなくても目立ってしまったりしているということ。
「出世欲丸出しでギラギラ」な人は、逆に出世しないしないような気がします。まあ、そんな人は出世してほしくないですけどね(自分の上司になると面倒くさそうですし⋯)。
今度は、私が見てきて、「こんなタイプの人がおのずと出世の道を歩む」というのをご紹介したいと思います。
出世するタイプ① どんなことも笑顔で対応する人
出世するタイプの人は、いつも笑顔で仕事をしています。
もちろん、真剣な顔で仕事することもあると思いますが、人に対応するときは基本、笑顔です。
想像してみてください。
難しい相談に行ったとき、
- 笑顔で話を聞いてくれ、一緒に考えてくれる人
- 難しい顔で話を聞き、面倒くさそうに考える人
もし、次に同じような相談をするとしたら、どちらのタイプの人に相談しますか?
答えはおのずと「笑顔で対応してくれる人」だと思います。
どんなときも笑顔で対応してくれる人には、自然と人が集まりますし、いい噂が庁内で広まっていきますね。
笑顔で対応する人には、周囲からの信頼も厚く、話しかける職員も多いため、人脈が広がっていきます。
そして、これがスキルアップや出世につながるというわけです。
出世するタイプ② なんでも一生懸命やる人
出世するタイプの人は、なんでも一生懸命取り組み、チャレンジングな人が多いです。
そんな人は、雑務から難しい仕事までなんでも進んでやっているはずです。
優秀な人は仕事を選ばずになんでもやります。
だから、仕事のこと、庁内のことはなんでも知っているんです。
優秀な人は、年に1回の文書廃棄作業なんかも進んでやったりしていましたね(別にヒマな人にやってもらえばいいのに⋯)。どの職員も知らないような庁内のシャワー室の場所まで知っていたり⋯。
出世する人というのは、
仕事の大小関わらず、「なんでもやってみる」というチャレンジ精神がずば抜けている
というのが、私の持論です。
出世するタイプ③ オンオフの切替えができる人
仕事とプライベートの切替えがしっかりできる人は、仕事に全集中できるため、仕事の量も質も高いです。
このため、上司からも同僚からも頼られる存在になります。
でも、業務時間が終了すると、「普通の人」にコロッと戻って、弱音を吐いたり愚痴を言ったりすような人間味のある人が結構います。
常に完璧な人なんていませんからね。
仕事はしっかりやる。でも、人間味のある人の方が、親近感があって周囲からの信頼も厚いイメージです。
いかがでしたか?
なんとなくお分かりいただけた方もいると思います。
現役の公務員の方は、今一度、ご自分の職場の出世していく方を観察してみてください。
私の感覚では、以上のような方が出世しています。
ただ、出世のスピードは人それぞれです。
次に、公務員で早く出世する人がどんな人か⋯お話ししていきたいと思います。
早い出世の条件とは?|公務員で出世が早い人ってどんな人?
出世する人のなかでも、昇任スピードは人それぞれ⋯
早い人もいれば、遅い人もいます。
早い遅いは単純に能力の差とも言えません。
あえてタイミングを遅らせる人もいます。
出世に対する考え方も違いますし、家庭や体調面の問題もありますからね⋯
「出世が遅いから優秀でない」とは一概に言えません⋯
でも、そのなかで早く出世する人とはどんな人なのでしょうか?
早く出世するため考え方・姿勢について、最速でスピード出世した私がお答えします。
余計なことは考えず挑戦する!
早く出世するには、余計なことは考えず、勢いで挑戦することが大事です。
- 自分は本当に係長にふさわしいのだろうか⋯
- 出世した後、ちゃんと職務が務まるのだろうか⋯
こんなふうに思って、昇任試験を受けない人もいます。
でも、そんな人に聞きたいです。
社会人の方、お子さんを持つ方へ⋯
- あなたは「私は立派な社会人です」と胸を張って言えますか?
- あなたは「私は親として完璧です」と自慢できますか?
YESと言える人は少ないはずです。
でも、曲がりなりにも、なんとか役割を果たせていますよね。
それと同じです。
出世したらしたで、なんとかなるんです。
「ふさわしい」とか「ふさわしくない」とか考えていたら、一生出世なんてできませんよ。
出世を考えていること自体で、もうあなたは出世していいんです!
出世後のビジョンも考えていない⋯という方もいるかもしれませんね。
確かにノープランで出世してしまうと、出世後どうしたらいいか分からなくなってしまいます。
ただ、出世後のビジョンは出世しようと決めてから考えても遅くはありません。
むしろ、出世を決断したときからのほうが、より具体的にイメージできるようになります。
あまり余計なことは考えず、まずは挑戦しましょう!
一発合格のつもりで試験勉強を!
チャレンジ精神旺盛でも、昇任試験に受からなければ出世はできません。
早く出世するには、昇任試験に早めに合格するのが必須条件です。
必ず一発合格するつもりで、必死で勉強しましょう。
公務員の昇任試験のなかでも、法律系科目の勉強はそれなりの勉強量が必要です。
2〜3年かけて受ければいいや⋯
そんな気持ちではなかなか合格できません。
何年もダラダラ勉強するより、苦しいけど一発合格した方がタイパがはるかにいいと思いませんか?
私はそう思って死ぬ気で勉強して、一発合格してきましたね。
昇任試験の勉強は、3か月間あれば十分です。
働きながらの勉強はつらいものがありますが、その先に最高の達成感が待っています!
がんばりましょう!
性格は関係ない!心がけでなんとでもなる!
出世する人の特徴・タイプについては先述しました。
でも、性格については言及していませんでしたね。
どんな性格の人が出世に向いているか気になる方もいるでしょう。
なんとなく、積極的で開放的でアクティブといったような人が向いていそうですが、実はそうでもありません。
私もそんなにアクティブな方ではありませんね。プライベートは基本的に根暗で、友達も少ないです⋯
そんな私が最速で出世できているんですから、性格はあまり関係ないと思います。
確かに、明るくて、アクティブで、パワフルな方が人を動かしやすいかもしれません。
でも、そんな人ばかりが上司の世界って、逆に息苦しくありませんか?
実際に、公務員の職場の上司にもいろいろな人がいます。
管理職でも「自分に自信がない」という方は珍しくないです。
管理職の方だって人間ですからね。不安や悩みは当然お持ちです。
結局、性格も含めて、ふさわしいかどうかは自分で決めることではありません。
心がけ次第で、出世するにふさわしい人物になれてしまいます。
それでも、本当に自分はふさわしいのかな⋯と不安な人へ。
自分より偉い人から「あなたはふさわしくない!」とはっきり言われてから考えましょう。
それまでは、チャレンジあるのみです。
余計なことを考えて自分の可能性を潰さないようにしましょう!
QA|出世が早い公務員に関する疑問
早く出世して充実した公務員ライフを!
以上、公務員で出世する人の特徴・タイプについて、最速で管理職選考まで合格した経験を持つ私の考えをお話ししました。
- 早く出世する公務員の実態をお分かりいただけましたか?
- あなたがこれから出世していくイメージができましたか?
公務員で早く出世する人は、ここまでお話ししてきた特徴やタイプのいわゆる「優秀な人」です。
でも、それはあなたが自分で決めることではありません。
確かに、早い出世にはメリットもデメリットもあります。
本当に自分が出世できるのか⋯出世していいのか⋯
不安な方もいるでしょう。
でも、普段の業務で達成感の得づらい公務員にとって、出世は数少ない成長と喜びのチャンス。
心がけさえあれば、あなたにもチャンスは十分あります!
思い切って出世への一歩を踏み出しましょう!